子どもの、いや人間の本質と言ってもいい「ナゾ遊び」のことについてです。
音の鳴るおもちゃがあるのに、スプーンで箱を叩いてケタケタ笑っていたり
カラフルな積み木があるのに、リモコンを重ねたり並べたり真剣だったり
型はめパズルがあるのに、洗濯ばさみを出しては入れ、出しては入れを延々と繰り返したり
ティッシュを次々引っ張り出したり、テープをそこらじゅうに貼り付けたり
ナゾなんですけどー
何がおもしろいの?これのどこが楽しいの?またそれやってる ってこと、よくありませんか。
教えなくてもできること
「子どもが遊ぶ」ことは息するのと同じくらい自然なことで、何も教えなくてもその辺にあるものをおもちゃにして遊べちゃうんです。
何をして遊んでいるかは大人は理解できませんが、
この世に生まれてから、これまでに見たもの・聞いたもの・感じたものを表現して遊んでいるんじゃないでしょうか。
ここまでの自分の身体能力を存分に発揮して、掴んだり・投げたり・引いたり・押したり・味見したりして遊んでいるんじゃないでしょうか。
そう思うと、必死に遊ぶ姿はとても愛おしいですね。
「その辺にあるもの」で想像力と生み出す力が育つ
可愛い我が子(孫)を喜ばせたくて、おもちゃ選びに気合いが入る時が年に数回あります。
市販のおもちゃは、デザインも性能もとっても魅力的!
ただ、「○才~」とか「遊び方の説明」が記載してあって、それ以外の使い方は「ダメ」っていう思考に陥るところが気になります。
6才~だって、まだ早いね
○ちゃんには難しそう
○ちゃんには簡単すぎる… って感じです。
工夫したり知恵を絞ればなんとかなりそうだけど、「使い方」がハッキリし過ぎて大人も考えることをやめてしまう。
その点、「その辺にあるもの」はいいですねー。
その子が遊びたいように使えるし、遊び方も限定されません。
例えば、洗濯ばさみ
積んだり、並べたり、お魚にしたり、車にしたり…あらおもしろい!うちの子、想像力豊かだなーと思うはずです。
誕生日やXmasに洗濯ばさみってことはないでしょうが、、、
その辺にあるものはとてもいい遊び道具になるので、「あ~それ、お洗濯に使うヤツ」ってすぐに取り上げないで、ちょっと観察してみてほしいです。
アトリエが3歳未満OKの理由
「3~9つの子」対象ですが、3歳未満は無料で参加OKにしています。
ハサミや道具を上手に使えないかもしれないけど
何をやっているのか理解できないかもしれないけど
生まれてから2年間で見たもの・聞いたもの・感じたものを表現すると思うからです。
少しずつ自分の動きをコントロールできるようになってからの身体能力を発揮して、掴んだり・引いたり・押したりすると思うからです。
親も戸惑うほどナゾの動き満載でしょうが、ドーンと構えて見守りましょう。
ナゾ遊び全面的に受け入れます
つの子のアトリエでは、ナゾ遊びを全面的に受け入れています。
子ども達の好奇心とチャレンジ精神は今日も止まりません。
「人間は、何をやっているのかわからない遊びを延々とやり続けることができる」
大人になってもこれを実践できたら最高です!
///子どもアート療法士のblog///
アトリエの様子はInstagramに載せていますので、ご覧ください。
毎週90分、たっぷりアトリエ時間を過ごしたいときは「木曜定期コース」・「日曜定期コース」がオススメです。
アートワークショップは、アート遊びを気軽に楽しめます。
やってもいいし、やらなくてもいい
マネしていいし、マネしなくてもいい
できてもいいし、できなくてもいい
ねぇ、キミはどうしたい?
岩手・北上で開催中「つの子のアトリエ」です。