おうち時間、おうち遊び、黙食、人との距離、非接触…
子どもの欲求や、子どもの動きとは真逆に進む世の流れ。
子育て中のママは、毎日「なんだそりゃ」って思っていることでしょう。
早い終息を願うばかりです…
そんなときに、見つけた勇気が出る本のご紹介です。
タイトルもそのとおり「勇気の育て方」
同意1:「こんな子になってほしい」は親がさせたいこと
明るくて、優しくて、誰にでも親切で、いつもニコニコして、よく話しを聞いて、
諦めないで、勉強もスポーツも習い事も何でも一生懸命で…
「こうなってほしい」と願う親の気持ち、とても良く分かります。
親って欲張りですね。
願いと現実にイライラしないように、胸に手を当てて「誰の子だっけ?」と確認してみるといいですよ(笑)
「こうなってほしい」は、子どもがしたいことではなく、親がさせたいことです。
子どもと親は別の人間なのです。
「勇気の育て方」より
子どもだから、まだ小さいからと思いがちですが、「どうしたい?」と本人の意思を聞いてみましょう。
同意2:試行錯誤が心を育てる
早くて、正確で、効率的で、簡単で、無駄がなく、理にかなっていることは素晴らしいと思います。
デジタル上では、間違えずにスピーディに物事が進んでくことが何より良いことでしょうが、
最近、子どもの遊び方もそうなっていませんか?
簡単かどうか、分かりやすいかどうか、汚れない、散らからない、
成功か失敗か、〇か✕か、白か黒か…二つに一つ
「すぐに答えが見つからないことっていっぱいあるんだ」って体験をしてほしいんです。
答えが見つからないこのもやもやした時間は、心が育つとても大事な時間です。
試行錯誤することは、自分に真正面から向かうこと
試行錯誤することによって、自分の考えていることに気づき、自分が本当はどうしたいのかを探し始めるのです。
「勇気の育て方」より
大人の待つ勇気必要ですね。
同意3:君はどうしたいのか?
つの子のアトリエの呪文(?!)は、
やってもいいし、やらなくてもいい
マネしていいし、マネしなくてもいい
できてもいいし、できなくてもいい
ねぇ、キミはどうしたい?
というものです。
きれいな作品を仕上げる時間ではなく、自分のやりたいことにどんどんチャレンジしよう!という思いです。
遠回りしてもいいじゃない、またやり直してもいいじゃない、同じことを何回も繰り返したっていいじゃない という思いです。
「自分は本当はどうしたい?」という問いかけを繰り返し体験してきた子どもの変化は、本人の様子からなんとなく伝わってきます。
一つだけ、どの子どもにもいえることがあるとしたら、「その子どもらしくいる」ことでしょうか。
どんな場所にいても、誰と一緒にいても、多少の気遣いはあったとしても、「自分と一緒にいる」ことができる、つまり「自分軸でいられる」のは、とても大切なことです。
「勇気の育て方」より
人にやさしくしてあげて…はそのとおりですが、そのためにはまず「自分」に優しくできること。
子どもはみんな「勇気」を持っています。
この本では、
恥ずかしがり屋であいさつができない小学校3年生の女の子が
どうやって一歩を踏み出すのか…が丁寧に書かれています。
うちの子人見知りで~、恥ずかしがり屋で~ と思っている方、
ぜひ読んでみてください。
私もこの本で勇気をもらいました。
つの子のアトリエは、今まで通り
「何も習わない習い事」として子どもたちの経験の貯金を増やす活動をしていきますね!
アトリエの様子はInstagramに載せていますので、ご覧ください。
毎週90分、たっぷりアトリエ時間を過ごしたいときは「木曜定期コース」・「日曜定期コース」がオススメです。
アートワークショップは、アート遊びを気軽に楽しめます。
やってもいいし、やらなくてもいい
マネしていいし、マネしなくてもいい
できてもいいし、できなくてもいい
ねぇ、キミはどうしたい?
岩手・北上で開催中「つの子のアトリエ」です。